音が走りの細胞にシンクロした、ド!ストライクの曲

音が走りの細胞にシンクロした、ド!ストライクの曲カテゴリアイコン

2015. 8. 4

曲:Moaner

アーティスト:Underworld   

 

現役のことろは、トラックレースに出場するが多かった私。

 

5000m、10000mでスピードを育成し、駅伝やハーフマラソン、マラソンへと繋げていきました。

 

この曲は、そんなトラックレースに最もふさわしい曲だと現役のとき感じていました。

 

テクノ長の曲は、緊張感、レースの流れ、他の選手の動向、駆け引き、息使い、鼓動、足音、リズム、心境などが曲が進むにつれてどんどんシンクロし、トラックレースの凄まじさを表現しているように思えてなりませんでした。

 

トラックは1周400mを大きな集団でくるくる回りながら走ります。5000mでは12周半、10000mでは24周です。

 

できるだけインコースを走ったほうが得なんですが、なかなかそうもいきません。

 

どの選手もいい位置を取りたいがために、場所を譲りません。インに入りすぎてしまうとポケットされた状態になり、ペースが上がったときに外に出ることができず、反応することが難しくなり先頭に置いていかれていかれたりもします。この位置取りはとっても神経を使うんですね。

 

 


 

このような感じをイメージして聞いてほしい・・・

 


 

曲の始まりはスタート前の緊張感で鼓動がバクバクしています。

次第に心のテンションが上がってきて、リズム良く走り出し、心も安定してくるようなリズムへと移行していきます。

曲調が徐々に変わってきたとき、カラダの余裕度に変化が現れて、キツさと葛藤が始まります。

呼吸が乱れ出し、周りにいるランナーたちが後ろから迫ってくるような感覚に陥ります。

脚の回転を上げ、必死に走るランナー。ここが我慢のしどころです。

諦めず、必死でペースを保ちながら粘っているかのよう。

一瞬、落ち着いた瞬間が訪れます。

それは自分への自問自答の瞬間でもあるかのよう・・・。

 

この状態が過ぎれば、最後のラストスパートに入ります。

体が動く限り、必死に動かし、力を振り絞ってゴールへ向かって走り続けます。

 

ゴール後、このランナーは一体どのような境地に達したのでしょうか・・・・

 

 


 

Moanerとは?

 


 

 

直訳すると、うめき声をあげる人です。

この曲からは、レースにおけるたくさんの要素が、大きなうねりとともに、大きな波がうねり重なり合ってくるような感じを受けます。

 

その中で、過去のことにコダワリ過ぎてはいけませんが、たまに見つめ直すと面白い発見があったりします。

よくみなさんが練習をし終わった後、みんながいたから頑張れた・・・一人ではやれなかった・・・などよく口にされているのを耳にします。

私もそう思います。
私が現役時代のチームはそれぞれが自分でメニューを考え、個人個人で練習をしていましたから、1人で練習するというのが基本。やはり人間です。気持ちに負けるとき、逃げたいときもたくさんありました。

試行錯誤だった現役時代。こんな思いでやっていたのだと身が引きしまるような日記を発見しました。

 

 

2002年4月29日(月)  独りのJOG
最近は独りで練習をやっている。もちろん朝練も独りだ。
 
やっぱり独りというものはなんだか気持ち的に辛い。
朝は足底筋の痛みが気になるのでグランドの土の上をぐるぐる回っているばかり。
後半気持ちが辛くなってくるとこんなことを思う。
キツくなってから、どれだけ苦しさを身体に叩き込めるか。
キツイときほどフォームのことをずっと考え、身体全体の筋肉群をどう動かしてるかということに集中するのは一瞬逃げたくなる。
しかし、キツイと思うのは精神的限界が低いのであって、苦しいと思ったときからどれだけ苦しさと向き合えたかを繰り返せるかによって、その限界があたりまえのことになるというか。。。
ようするにそのレベルの苦しさに慣れてもっと追い込める身体、苦しみぬける身体になっていくのではないかということを考えるようになった。
いやー、今思うとストイックですね(笑)
これからマラソンに向けた身体をつくっていく上で、精神的な心構えを昔の自分から教えられたような気がします(^^)
一人で練習していて苦しいと思ったときにこそ、何かしらの意味づけをしてあげたいものですね。

 

 


 

Moanerを見える形に

 


 

 

話は戻って、「Moaner」という曲を聴いていて目に見える形にしたことがあります。

それがこの絵。

出来上がってみると、3メートル近い作品になっていました。

 

moaner

 

自分の体の中を、たくさんのリズムが駆け巡っています。

それは鼓動であったり、呼吸(肺)であったり。五線譜の上をなんらかの形がビートを刻んでいたりもしますね。

このときから、走りと数々のリズムがシンクロして走りは成り立っているのだと感じていたようです。

 

実はこの絵、自分の全身を表現したかったのですが、胴体部分までしか作成できておらず、アシの部分がないんです。

(ジオングのよう・・・)

 

しかし、無意識って本当にすごいなってことに後になって気づかされました。

なんと、アシがこの絵の中に隠されていたんです。

 

この絵を遠くから見てもらうと分かるのですが、全体の形が「足裏の形」になっているんですね。

これには自分でもビックリでした。

 

この「Moaner」という曲から何を感じてもらえるか分かりませんが、おそらく走っているときのいろいろなリズムを組み合わせれば、5000mというタイトルで1曲できると思っています。

 

走りながらレコーディングして、いつかその曲を作り上げることが夢です。

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