心ドキドキ!RNDE的世界陸上5000mの見方

心ドキドキ!RNDE的世界陸上5000mの見方カテゴリアイコン

2015. 8. 28

 

スタジアム

 

8月29日(土)に男子5000m決勝が行われますが、レースの見所を久保的視点でお伝えしたいと思います。

5000mは、競技場のトラックを12周と200m(12周半)走ります。

 

 

 

 

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世界記録は12分37秒35、2004年5月31日にエチオピアのケネニサ・ベケレ選手によってつくられました。

私が大好きな選手です。
この記録は、1000mを約2分31秒で走る計算になります。

100mを15秒ですね。

 

 

 

 

 

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世界選手権となると記録より順位が重視されるため、各選手周りの動きや様子を見たり、エネルギー温存のため最初の出だしはスローペースで展開されることが多いです。

 

1000mの入りが2分50秒くらいで走るようなら超スローペース。

先日行われた予選1組がこのようなレース展開でしたね。そうなるとペースの上げ下げが激しくなります。ペースが上がったかと思えば一気に下がったり。この揺さぶりは力のない選手からするとたまったものではありません。

そして最後のラストスパート合戦で爆発的なペースアップが予想されます。

 

 

 

 

 

中盤

 

しかし、今回はハイペースになる可能性もあります。
なぜなら先日に行われた10000mで、ケニアチームが序盤からハイペースの展開に持ち込んだからです。

 

そうなると力のない選手は暑さとハイペースに耐え切れず、どんどん先頭集団から落ちていくでしょう。人数が少なくなると走りやすい場所の位置取りがしやすく、余計な気を使わなくて勝負に集中できるからです。

決勝まで残る選手は、みんな実力がある選手ばかりですけどね。

 

スローペースになるのか、無難なペースでいくのか、ハイペースになるのかは最初の1000mで判断するといいでしょう。

 

最初の10000m 

2分50:超スローペースな展開

2分40秒:無難な展開

2分35秒以内:ハイペースな展開

 

どのレース展開にせよ3000m以降はある程度のペースでレースが落ち着き、ラスト1周までこれといった動きはないかと思います。

 

 

 

 

ラスト1周

 

そして残り1周の鐘が鳴ったとき、ここからが本当の熱いバトルの始まりです!

 

 

 

 


 

一番の見せ場、残り400m

 


 

ラスト400m

 

最後の1周400mは、52秒〜55秒まで一気にスピードが上がると思います。

100mでいうと13秒〜14秒くらいです。

 

ラスト勝負に備えて、より有利なポジンションを確保しなくてはなりません。

激しくせり合って、接触や衝突、転倒することもありますからね。

 

内側にポジションを取っている選手は外側の選手に進路を塞がれてしまっているので(ポケットされると言う)、スパートのタイミングを失います。選手を抜くときは外側から抜くからです。

 

先頭にいる選手も油断はできませんよ。

外側から来た選手がいつ前に入ってくるかわからないので、ポケットされないようより速く走らなければなりません。もちろんラスト勝負のために力を使いすぎないようにです。

 

ですから、集団が動いたときにすぐ反応できるよう外側にポジションを置くことや、自分の進路を確保できる位置につけておくことが求められます。

 

他の選手の動きを探りながら、どのタイミングでスパートをかけるのか!

 

 

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ここら辺の駆け引きに注目です!

 

 

 

 


 

加速する残り300m

 


 

ラスト300m

 

残り300mからはぐんぐんスピードが上がってきます。

ここでいっぱいいっぱいの選手は蹴落とされて勝負あり。

 

 

 

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おそらくディフェンディングチャンピオンのモハメド・ファラー選手は先頭を走り、他選手を前に出させず、インコースを譲らない走りをすると思います。

 

それが彼の勝ちパターン。

 

 

 

 


 

残り200m、集団が一気に動く!

 


 

ラスト200m

 

ここからは瞬発力をになう無酸素運動と、持久力をになう有酸素運動の双方が要求されます。

ギアを一段回上げますが、まだ力を使い切ってはいけません。

必死に走っているように見えますが、残り100mでもう一段回さらにギアチェンジしないといけませんから・・・

 

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スプリント勝負の残り100m!

 


 

ラスト100m

 

持ちる力を最大限に出すときです。

短距離的な動きに切り替え、残しておいたスタミナを全て振り絞ります!

 

選手はエネルギーがからっからになった体を、腕を大きく振り脚を精一杯動かし、全身全霊で走ります。
最後はスプリント力がある選手が制することでしょう。

 

 

 

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おそらく最後の100mは12秒くらいの勝負になると思います。

 

ラスト1000mのタイムは2分20秒ちょっと。

ラスト400mのタイムは53秒くらいといったところでしょうか。

 

今のところラストの爆発的なスピード、駆け引きではイギリスのモハメド・ファラー選手に勝てる相手はいないと思っています。

 

しかしエチオピアの18歳、ケジェルチャという選手の走りにも注目。

 

 

果たして勝利の栄冠は誰の手に!

 

 

 

 

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TBS 世界陸上2015 北京 男子5000m結果・速報

http://www.tbs.co.jp/seriku/result/atm0501_010.html

 

 

 

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