
【AVTC 第2回】灼熱の等々力コロッセオ!
第2回目のアミノバリュートラッククラブは太陽が照りつける暑い中での開催となりました。
時間を追うごとにどんどん気温が上昇してきたので、不安な方も多かったと思います。
走る前の準備をしっかりして、気持ちは緊張感を持ちながらもできるだけリラックス。
各レベルごとのクラスに分かれて、いざ練習開始です!
スピードに慣れよう
みなさんが掲げた5000mの目標タイム。
この記録を達成するために行うセオリー的なインターバル練習といえば目標レースペースで行う「1000m × 5」が一般的ですが、いきなりペース通りに走れるわけではありません。
まずは目標のレースペースに近いペースで短い距離を走り体を慣らしていきます。
今回は400m、200mの距離を目標レースペース、もしくは目標レースペースより少し速いスピードで走る練習を行いましたが、
体がスピードに慣れてきて練習が余裕を持ってこなせてきたら、本数を増やしたり走る距離を増やしたりして最終的には1000mを目標レースペースで走れるように持っていきます。
最大スピード養成期
あえてこの期間を「最大スピード養成期」と名付けましょう。
ゆっくり走っているときも、中間走のときも、ラストスパートのときも走りの変化があまりなく、速く走るために体をどう動かしたらいいのかわからないという一般市民ランナーの方は多いです。
速く走るためには動きも変えていかなければなりません。
まずは短い距離で速い動きを身につけることがみなさんのスピードを最大限に引き上げることに繋がるでしょう。その結果、ランニングフォームやランニングエコノミーも向上していきます。
今日の練習はどうだった?
気温がぐっと上がる中、トラックは灼熱のコロッセオと化していました。
それでも1本1本を集中し頑張られていたみなさん。
メンバーに支えられ、ライバルとの競い合いの中でキツくて苦しいはずの練習も、終わってみれば充実したものに変わっていたようです。
設定通り走れなくても、決められてメニューをこなせなくても、果敢にチャレンジしたことが必ず今後に活きてきます。今日より次の練習会で少しでも走れるように頑張る、この積み重ねが眠っている自分の能力を引き上げることに繋がっていくと考えます。
「できないと思っていたけれど、意外と走ることができてとっても嬉しい。」とか
「自信がなかったけど、思った以上に走れたのでとっても自信がついた。」とか
「ギリギリの設定タイムでした。気を抜けば離れるし、逆に気を抜かなければなんとか頑張れました。」と言った言葉をいただきました。
トラックでの練習は100m、200m、300m、400mと正確にタイムを追っていけるので、ペースメイクし易いのとどこが頑張りどころかというのもイメージし易いです。
またきっちりトラックのタイムを追って練習していくことで、自分が今どのような体調でどのくらいの走力があるのかもより明確になっていきます。
それが自ずと自信に繋がり、レースでも自信を持って練習通りの走りができるようになることでしょう。
次回の練習会も短い距離で最大スピードを強化していくようなメニューを予定しています。
マラソンと違って短い距離を速く走るときは、体を目覚めさせるための起床時間と十分な消化ができるための食事時間に気をつけたいものです。
そのためには早寝早起き。
自分自身にとって最高の練習をするために、1日だけでも練習のための時間を過ごしてみてくださいね。
また実りある最高の練習をしましょう!!
今回も素晴らしい練習会をありがとうございました!